親友に勧められて読んだ『好きなようにしてください』が心地よかった理由 親友S君から紹介された一冊

親友に勧められて読んだ『好きなようにしてください』が心地よかった理由 親友S君から紹介された一冊 読書
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「好きなようにしてください」という本を読みました。この本との出会いは、高校時代を最も長く一緒に過ごした親友のS君からの紹介です。S君とはバスケ部で一緒に過ごすだけでなく、私生活もかなり長い時間を共有していました。それだけにウマが合う相手だったということだと思います。社会人になってからは働く場所も違ったりということで会う機会はものすごく減ったのですが、それでも何年かに1回は突然会ったりしています。2年前ぐらいに会った時にこの本を紹介されました。著作の楠木健さんが彼のお気に入りだったようです。読んでみた率直な感想は、私は楠木健さんの語り口が好きだということです。やはり長いこと一緒に過ごした感性の合う友達がおすすめする本というのは、自分にとっても心地いいものなのかなーと感じたりしました。

「好きなようにしてください」という回答の面白さ

この本の内容は、社会人が抱えるさまざまな悩みに対して、楠木健さんが応えていくという形式をとっています。本のタイトルにもある通り、基本的には回答の冒頭は「好きなようにしてください」というのもなかなか面白いです。ただ「勝手に仕上がれ」というスタンスでの「好きなようにしてください」ではなく、その背景にある問題点などを俯瞰的に説明してくれたり、論理的に解説してくれたりするので、読んでいると何かしらのカタルシスを感じてしまいました。

楠木健さんの語り口の心地よさ

先ほど楠木健さんの語り口が好きだというカミングアウトをしましたが、本当に押し付けがましくも上から目線でもなく、心地の良い温度感のある文章です。「好きなようにしてください」という文言だけ聞くと冷たく突き放しているようにも感じますが、実際は相手の身になって本当に良いと思えるような、親身になっているようなスタンスが感じられるのも好感が持てます。(多分、読者がそう感じるように、仕向けて書いている節もあります。策士です。)

印象に残った「無努力主義」という考え方

この本の中で面白いなと思ったのは、著者の楠木健さんが掲げる「無努力主義」というものです。字面だけ見ると努力をしないというグータラな感じを受けてしまう言葉ですが、実際は違います。この無努力主義の示すところは、自分が好きなこと、努力していると感じないけどとことんこだわったり、長時間取り組むことができることをやった方がいいんじゃないかという提案です。全ての人におすすめできるような考え方ではありませんが、私自身にとってはかなりしっくりくる考えでした。

自分にとっての読書と本との付き合い方

私自身のことを振り返ってみると、特に誰から強制されたわけでもなく、ノルマを課されたわけでもないけれども、本をものすごい量読みます。昨年は45万円ほど書籍の購入にお金を使っていました。もちろんすべての本を完全に読破して、そのエッセンスを身につけられたなんていう確信は一ミリもありません。積読した本があったとしても、何かしらを得ているという実感はあります。

何かの本で誰かが言っていたんだと思いますが、「読書は頭を耕す行為だ」という比喩がお気に入りです。私はタイパやコスパが叫ばれる現代において、長い時間を読書というものに費やしています。また私の個人的な好みですが、電子書籍ではなく紙の本を買っています。ウェブ周りの仕事をしているので、デジタルが苦手というわけではありません。むしろ一般の方よりもパソコンやスマホやウェブといったものに関する知見は深いと自負しています。それでも紙の本にこだわるのは、やはり実体としての本というものが好きだったりするんでしょうね。この部分だけ切り取ると変態的なものを感じますが、紙の本も紙の匂いを嗅ぐというのが結構好きだったりします。

仕事に悩む社会人にこそおすすめしたい

社会人の方で現在仕事に悩まれている方は、一読すると何かしらの発見があるかもしれません。少なくとも自分の悩んでいることを俯瞰的に捉えて、大したことないと思えるような事例が豊富に揃っています。この本を読むかどうかは好きなようにしてください。

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