こんにちは。かみおか日記 運営者の「上岡」です。
パソコンの自作やメンテナンスをしている時、ふと気づくと「あ、CPUグリスがない!」と焦った経験はありませんか? CPUクーラーを外したはいいものの、手元のグリスが使い切って空っぽだったり、久しぶりに使おうとしたらカピカピに固まっていたり…。作業を中断してすぐに買いに行きたいけれど、普段あまり意識して見ていないアイテムだけに、具体的にどこで売られているのかパッと思い浮かばないことも多いはずです。
近所のコンビニやホームセンターに行けばなんとかなるのか、それとも専門店まで足を運ぶ必要があるのか。無駄足を踏んで時間を浪費するのは避けたいですよね。また、ネットで検索すると出てくる「家にあるもので代用できる」という噂の真偽も気になるところでしょう。
この記事では、そんな緊急事態に直面しているあなたのために、CPUグリスが確実に手に入る場所を徹底的にリサーチしました。さらに、売り場での迷わない探し方や、失敗しないグリスの選び方まで、私の経験を交えて詳しく解説します。
この記事でわかること
- CPUグリスが確実に売っている店舗と、無駄足になる可能性が高い場所
- ホームセンターや100均、ドン・キホーテでのリアルな取り扱い状況
- 緊急時でも絶対に使ってはいけない代用品とその危険なリスク
- 初心者でも失敗しない種類の選び方と、Intel公式も推奨する正しい塗り方
CPUグリスはどこに売ってる?確実な店舗
「今すぐ欲しい!」という状況で一番大切なのは、確実性ですよね。あちこち探し回って結局見つからなかった…という事態を防ぐために、まずは間違いなく在庫がある場所から押さえておきましょう。私が実際に足を運んだりリサーチしたりした結果をもとに、優先順位をつけて紹介します。
家電量販店やPC専門店なら確実に入手

結論から申し上げますと、CPUグリスを確実に手に入れるなら、迷わず「PCパーツ専門店」か「大手家電量販店のPCパーツコーナー」を目指してください。ここに行けば、ほぼ100%の確率で入手できます。
専門店はさすがの品揃えで、冷却性能重視の高級品から、とりあえず使える安価なものまで選択肢が豊富です。「ドスパラ」「パソコン工房」「ツクモ」「アプライド」といったショップが近くにあれば、そこがベストな選択肢になります。中古パーツショップの「じゃんぱら」でも、消耗品として新品のグリスを扱っていることが多いので要チェックです。
もし近くに専門店がない場合は、大手家電量販店が頼りになります。ただし、どこの店舗でも良いわけではありません。「PCパーツコーナーがある大型店」であることが絶対条件です。
| 店舗名 | 確実性 | 特徴・備考 |
|---|---|---|
| ヨドバシカメラ | ◎ | マルチメディア館などの大型店なら、自作PCコーナーが充実しており確実です。 |
| ビックカメラ | ◎ | こちらも大型店ならPCパーツ売り場があり、有名メーカーのグリスが手に入ります。 |
| ヤマダ電機 | ○ | 「LABI」や大型の「テックランド」なら可能性がありますが、生活家電中心の店舗は厳しいです。 |
| エディオン | ○ | 一部の大型本店クラスであれば取り扱いがあります。 |
| ケーズデンキ | △ | 店舗によりますが、サプライコーナーにひっそり置かれていることもあります。 |
行く前に確認を! 地方のロードサイドにある中小型の電気屋さんや、白物家電(冷蔵庫や洗濯機)がメインの店舗では、PCパーツ自体の取り扱いがないことがほとんどです。ガソリン代と時間を無駄にしないためにも、出発前に「PCパーツの売り場はありますか?」と電話で確認するのが一番確実かなと思います。
ホームセンターやドンキでの取り扱いは

「PCショップは遠いけど、近くのホームセンターなら何かあるんじゃないか?」と期待する気持ち、よく分かります。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
カインズ、コーナン、コメリなどのホームセンターでは、基本的に「PC冷却用のCPUグリス」は置いていないことがほとんどです。
厄介なのが、工具や水道用品のコーナーに「シリコングリス」という名称の商品が売られていることです。名前は同じですが、これはゴムパッキンやギアの潤滑用として作られており、熱を伝える能力(熱伝導率)は考慮されていません。これをCPUに塗ってもまともに冷却できず、最悪の場合PCが熱暴走してしまいます。
ホームセンターのグリスは別物 パッケージに「潤滑・防錆」などと書かれていたら、それはPC用ではありません。必ず「熱伝導」「CPUクーラー用」と書かれたものを選んでください。
また、なんでも揃うイメージの「ドン・キホーテ」ですが、PCパーツに関しては店舗による差が非常に激しいです。大型店のPC周辺機器コーナー(マウスやキーボードがある場所)に、サンワサプライ製などの汎用グリスが1種類だけポツンと置いてあることもありますが、全くない店舗も多いです。「深夜でどこも開いていない時の最後の望み」くらいに考えておいた方が良いでしょう。
100均の売り場には現在在庫がない
コストを抑えたい時に頼りになる100円ショップですが、現状、CPUグリスに関しては期待できません。
以前はセリアで注射器型の少量のグリスが販売されていて、自作PCユーザーの間でも「意外と使える」と話題になりました。しかし、現在は多くの店舗で廃盤扱いとなっているか、長期間在庫が入っていない状態が続いています。
- ダイソー・キャンドゥ: 基本的に取り扱い実績がありません。
- セリア: 過去にありましたが、現在は入手困難。見つけたら奇跡に近いです。
数百円をケチるために何軒も100均をハシゴするよりは、最初からPCショップや量販店に行って、数百円から千円程度のちゃんとしたメーカー品を買う方が、冷却性能的にも安心ですし、時間も節約できるはずです。
コンビニや薬局では売っていない
24時間営業のコンビニや、身近にあるドラッグストア、スーパーマーケットで買えたら便利ですが、残念ながらこれらの場所では一切取り扱いがありません。
CPUグリスは非常にニッチな専門用品です。一般的な文房具店などにも置いていませんので、「もしかして文具コーナーの糊(のり)の近くにあるかも?」なんて淡い期待を持って探し回っても、徒労に終わってしまう可能性が高いです。急がば回れで、専門店を目指しましょう。
店内の売り場は自作PCコーナーを探す
いざ家電量販店やPCショップに到着しても、広い店内のどこに目当てのグリスがあるのか迷ってしまうことがあります。グリスのパッケージは小さいので、見落としがちなんですよね。
基本的には、以下の2箇所のどちらかにあります。
売り場探しのヒント
- 自作PCパーツコーナー(最有力): マザーボードやCPU、CPUクーラーが陳列されている棚の近くを探してください。ショーケースの中に高価なグリス、その近くのフックに一般的なグリスが掛かっていることが多いです。
- PCサプライコーナー: エアダスター、ウェットティッシュ、マウスパッドなどが置いてある棚の隅っこや、最下段にひっそりと置かれていることもあります。
もし5分探して見つからなければ、店員さんに聞くのが一番早いです。「PCのCPUを冷やすためのシリコングリスはありますか?」と聞けば、すぐに案内してくれるはずです。「グリス」とだけ言うと、機械用や自転車用のグリスと勘違いされることもあるので、「CPU用」と付け加えるのがポイントです。
CPUグリスがどこに売ってるか以外の重要点
無事に販売店が見つかったとしても、まだ安心はできません。「どれを買えばいいの?」「どうやって塗ればいいの?」という疑問が残っていますよね。ここでは、購入時から実際の作業までに知っておくべき重要なポイントを解説します。
種類やおすすめの選び方と基準

売り場の棚を見ると、300円くらいの安いものから2,000円以上する高級品まで、ズラリと並んでいて驚くかもしれません。パッケージには専門用語が並んでいますが、初心者がチェックすべきなのは「熱伝導率」という数値だけです。
これは「どれだけ熱を効率よく移動させられるか」を示すスペックで、単位は「W/m・K」で表されます。この数字が大きければ大きいほど、よく冷える高性能なグリスだと思って間違いありません。
| グリスの種類 | 熱伝導率の目安 | おすすめの用途・ユーザー |
|---|---|---|
| 標準シリコングリス(白) | 1.0 〜 4.0 W/m・K | 事務用PC、古いPCの延命、頻繁に塗り直さない人向け。安くて塗りやすい。 |
| シルバーグリス(銀) | 8.0 〜 12.0 W/m・K | ゲーミングPC、動画編集用PC、自作PC初心者向け。性能と価格のバランスが良い。 |
| ダイヤモンドグリス | 12.0 W/m・K 以上 | オーバークロックをする人、少しでも温度を下げたい上級者向け。高価。 |
一般的なCore i5やi7、Ryzen 5や7クラスのCPUを使うのであれば、熱伝導率が8.0 W/m・K前後のシルバーグリスを選んでおけば間違いありません。迷ったら「Thermal Grizzly(通称:クマグリス)」や「Arctic MX-4」などの有名定番商品を選べば、失敗することはまずないでしょう。
ネット通販という選択肢 もし「今すぐ」でなくても良いなら、Amazonや楽天などのネット通販がおすすめです。実店舗よりも品揃えが圧倒的で、レビューを見ながらじっくり選べます。特に地方にお住まいで近くに大型店がない場合は、交通費をかけるよりネットでポチった方が安上がりかもしれません。
ない場合の代用は家にあるもので危険
作業中にグリス切れに気づいた時、悪魔のささやきのように「家にある歯磨き粉やハンドクリームで代用できるんじゃないか?」という考えが頭をよぎるかもしれません。ネット上には実験動画なども上がっていますが、これらは絶対に真似しないでください。
一時的に冷えるかもしれませんが、代用品には以下のような致命的なリスクがあります。
身近なもので代用してはいけない理由
- 成分分離によるショート: ハンドクリームやマヨネーズなどは、熱が加わると油分と水分が分離します。溶け出した油分がマザーボードの回路に流れ込み、ショートしてPC全体を破壊する恐れがあります。
- 乾燥と腐敗: 専用グリスと違い、すぐに乾燥してカピカピになり、冷却性能がゼロになります。また、食品系の代用品は熱で腐敗し、強烈な異臭を放つだけでなく、カビの原因にもなります。
数千円のグリスをケチった結果、数万円、数十万円のPCパーツを壊してしまっては元も子もありません。代用は「起動確認の数分間だけ」という極限の状況以外では避けるべきです。
購入後の塗り方はセンター盛りが推奨

新しいグリスを手に入れたら、いよいよ塗布作業です。「全体に薄く伸ばす」のが正解だと思われがちですが、実は慣れていないと気泡が入りやすく、意外と難しいんです。
そこで、初心者から上級者まで幅広く推奨されているのが「センター盛り(うんこ盛り)」と呼ばれる方法です。
- 古いグリスを完全に拭き取る。
- CPUのヒートスプレッダ(金属の表面)のど真ん中に、グリスを落とす。
- 量は米粒〜小豆大くらいが目安。
- そのままヘラで伸ばさずに、上からCPUクーラーを垂直に乗せて固定する。
こうすることで、クーラーを取り付ける際の圧力(締め付け力)によって、グリスが中央から外側へ均一に押し広げられます。この方法なら、冷却の妨げになる「気泡」が入り込む余地がなく、誰でも安定した冷却性能を引き出すことができます。
実際に、CPUの大手メーカーであるIntelも、公式ページで豆粒程度の中央塗布を推奨しています。
拭き取りには無水エタノールを使う
新しいグリスを塗る前には、当然ですが古いグリスを綺麗に除去しなければなりません。時間が経ってカチカチになったグリスは、ティッシュで擦っただけではなかなか落ちず、頑固にこびりついています。
そんな時に活躍するのが「無水エタノール」です。ドラッグストアで手に入りますし、水を含まないアルコールなので電子機器の基盤掃除にも最適です。これをティッシュやキムワイプに少量染み込ませて拭けば、驚くほどスルッと綺麗に落ちます。
もし無水エタノールが手元にない場合は、アルコール除菌タイプのウェットティッシュでも代用可能です。ただし、水分が含まれているため、拭いた後は必ず乾いたティッシュで仕上げ拭きをして、水分を完全に飛ばしてから新しいグリスを塗るようにしてください。ネイル用の除光液などは、余計な成分が含まれていることがあるので避けたほうが無難です。
まとめ:CPUグリスはどこに売ってるか
今回は、「cpuグリス どこに売ってる」という疑問について、確実な店舗から選び方、そして正しい使い方まで解説してきました。
記事のポイントまとめ
- 確実に手に入れたいなら「PCパーツ専門店」か「大型家電量販店のPCコーナー」一択。
- ホームセンター、100均、コンビニには、PC専用のグリスは基本的に売っていない。
- 歯磨き粉などの代用品は、PC故障のリスクが高すぎるため絶対に使わない。
- 選ぶ際は「熱伝導率」をチェックし、塗り方は失敗の少ない「センター盛り」がおすすめ。
たかがグリス、されどグリス。小さなチューブ一本ですが、PCの寿命と性能を左右する重要なアイテムです。ぜひこの記事を参考に、適切なグリスを入手して、あなたの愛機を熱から守ってあげてくださいね。しっかり冷却されたPCは、音も静かになって快適ですよ!

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