『アマゾンが描く2022年の世界』を読んだ感想

『アマゾンが描く2022年の世界』を読んだ感想

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占いもいいけど、この本を読んだ方が未来のことが分かる気がする

先々のことはわからないですし、わからないからこそ面白いという側面があります。とはいえ、今や国家よりも影響力を持ち始めているのではないかと囁かれているメガテック企業。グーグル、アマゾン、アップル、フェイスブック。これらの企業が何を考え、何に投資しているかをつぶさに見ていくと未来予想図が薄っすらと浮かび上がってくる感があります。

この本ではタイトルにある通り、アマゾンとその創業者であるジェフ・ベゾスについて詳しく掘り下げられています。私はアマゾンと戦おうとは思いませんが、アマゾンがどの方向に向かっているのかを知ることは刺激的ですし、ビジネスの方向性などを考える上で参考になりました。本書を読んで、特に気になった部分をザザッと紹介しますね。

 

Amazonが初めに本を扱った理由とは?

今でこそ何でも買えちゃうアマゾンですが、1996年当初はネットの本屋さんだったんですよね。べゾスが最初に扱うアイテムとして本を選んだのにも、ちゃんと理由があったんです。その理由は「本はある程度内容に関しての価値が担保されているから」。出版社を通して発行される本は、ある程度以上の品質は保たれています。ネットで物を買うことに人々が慣れていない時代でも、本であれば買いやすいと考えたそうです。

確かに、ネット通販という仕組み自体が信用しきれなかった時代に、品質が確認できないものを買うのってハードル高いですよね。ここ数年ですら、「ネット通販で買った服のサイズが全然違ってた」とか「写真と違う残念なおせち料理が届いた」なんてトラブルがあるくらいですから。

このあたりにもジェフ・ベゾスの先見の明を感じます。

 

AWSのちょっとイイ話

私はWEBサイト作成やシステム開発を仕事にしているので、アマゾンというとネット通販というイメージと同時にAWSというインフラを提供しているというイメージがあります。そんな私に響いたちょっといい話が紹介されていました。

AWSを提供するときにべゾスがイメージしていたのが「超一流のIT企業と、2人部屋の寮に住む学生が同じ開発環境を使えるようにしたい」というもの。これってすごくエキサイティングな考え方だなぁと。マークザッカーバーグがFacebookのプロトタイプを作成したのも学生寮だったことも連想されて、なんだか胸が熱くなりました。

 

なぜメガテック企業は宇宙ビジネスに乗り出すのか?

アマゾンもそうですが、アップルやグーグル、テスラモーターズなど、大成したベンチャー企業がこぞって宇宙事業に莫大な投資をしています。「火星に住む」とか「一般人も宇宙旅行に」とか、SFっぽいことを本気で言ってるので、すごいなぁと思うもののビジネスとして成立するのかなぁと疑問に思ってました。

この本でもアマゾン創業者のベゾスは幼い頃から宇宙に興味があり、宇宙事業にも力を入れていることが紹介されていました。その話題と合わせて宇宙事業がビジネスになるポイントが少しだけ理解できた部分が2つありました。

一つは、宇宙という空間が「陸・海・空・サイバー空間」の次に来る軍事的に非常に重要な領域であるということ。それだけに宇宙に関する情報をビッグデータとして所有し、AIや機械学習で有益なものを引き出せるという営みに非常に高い価値が生まれます。

二つめは、民間利用の可能性です。ベゾスは宇宙空間に倉庫を浮かべておいて、アマゾンに注文が入ったらその宇宙倉庫からドローンで配送するというようなことを考えたりしてるそうです。言ってることが未来過ぎてついていけない感もありますが、そこまで無理な話でもないなぁと思ったりしています。

 

車の自動運転に対する斬新な発想

車の自動運転は、私の住む愛知県でも市街地での試験走行などが始まっているのでイメージしやすい未来です。トヨタのお膝元に暮らす身としては、自動車メーカーがIT企業の下請けみたいになってしまわないように頑張ってほしいなぁと思ったりしています。

私のイメージしていた自動運転は、目的地まで選択しておけば寝てても大丈夫、という牧歌的なものでした。この本で紹介されていた内容で衝撃的だったのが、「信号のない交差点を、高速走行したままの車が行き交う」というものです。確かに完璧に計算されていれば、信号って必要なくなりますよね。それにしても高速で走る車が交差点で接触することなくビュンビュン通り過ぎるって、頭に映像を描いただけでも恐ろしいです。ガチの人たちの考えることはリミッターが無くておもしろい。

 

あまり馴染みがないけど、中国のアリババはフィンテックの王者らしい

ネットでお買い物というとアマゾンや楽天を使うことが多いですが、中国のアリババの勢いもスゴイようです。この本はアマゾンを中心に語られていますが、戦略の比較対象としてアリババのことも詳しく書かれています。私も不勉強で知らなかったのですが、アリババが展開しているアリペイという決済サービスが世界でも最大規模を誇るWEB決済だそうです。普段馴染みがないだけに、フィンテックの王者がアリババで、アマゾンの脅威にもなっているという事実は意外でした。

アリババの成長の背景には右肩上がりの中国経済と、圧倒的な人口がありましたが、中国という国の規制などが今後の成長にどう影響してくるのか気になるところです。定期的に動向をウォッチしたいなと思いました。

ずらずらと気になったことを書き連ねましたが、他にもアマゾンの稼ぎ頭はAWS事業で営業利益率25%という事実など、興味深いことが沢山詰まった一冊でした。私も東京出張の帰りに品川駅で買ったのですが、ちょっとした空き時間に読むのにも丁度良さそうです。

 

 

アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」

『アマゾンが描く2022年の世界』を読んだ感想

新書: 301ページ
出版社: PHP研究所 (2017/11/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4569837336
ISBN-13: 978-4569837338
発売日: 2017/11/18

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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