『モチベーション革命』を読んだ感想

『モチベーション革命』を読んだ感想 読書
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なぜこの本を手に取ったのか?

私がなぜこの本を手に取ったのかというと、クライアントから「求人についての相談を受けていた」から。採用しても人は集まりにくいし、せっかく採用出来てもなかなか定着しないので常に人材不足に悩んでいる。そんな相談だった。そもそも、今の若い子たちの働くモチベーションってどこにあるんだろうと思って色々調べてたら、この本に突き当たったという感じ。この本を読んで感じたことがいくつかあるので、まとめてみました。

 

「ヤル気が出ない」と言っているのは必ずしも「ゆとり世代」だからじゃない

私なんかも油断すると「今の若い子は我慢が足りない」とか「ゆとり世代はこれだから」と言ってしまいそうになる。その時点で老害なんじゃないかと、この本を読んで改めて思った。「今の若い奴は…」発言は私たち世代から始まったわけではない。少し前の時代にもオジサンたちが新入社員の事を「新人類」と読んでいたこともあったし、歴史は繰り返しているんだなと感じる。常にそこにあるのは世代間の認識のギャップだけ。

 

「乾けない世代」のモチベーション

著者は、今の若者を「乾けない世代」と呼んでいる。これは生まれた時からモノも食料も溢れていたため、「バリバリ仕事して美味いもの食って、いい車に乗ってやる!」みたいな発想がそもそも湧いてこない世代という意味が込められている。稼ぐために働くんじゃなくて、生きがいのために働くという方がピンと来る世代ということ。根性論とか振りかざしてると、どんどん人が離れていくのも納得できる。

 

古い価値観を押し付けても人材は集まらないし、伸びない

個人的な欲望や快楽よりも、没頭出来て良好な人間関係が築けて、意味のある仕事をしたい。そう思っている若者が増えてきているという事実から目を背けてはいけない。FacebookやTwitter、LINEといったSNSが爆発的に流行っているのは、決して偶然ではなくそういった価値観の転換が背景にあるのは明らか。古い価値観にしがみついて、古いやり方に若い人をはめ込もうとすればするほど逆効果なんだということがわかった。後は、このことをクライアントの求人・教育にどう落とし込んでいくかまとめるだけだ。大変そうだけど、やりがいのあるチャレンジになりそうだ。

 

『モチベーション革命』

『モチベーション革命』を読んだ感想

単行本: 256ページ
出版社: 幻冬舎 (2017/9/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4344031822
ISBN-13: 978-4344031821
発売日: 2017/9/28

 

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