企業のブランディングを高めるために読んだ本。「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

企業のブランディングを高めるために読んだ本。「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

ブランディングを任されたものの、

「企業のブランディングを高めたいけど何をやればいいのかわからない」
「デザインの重要性はわかっているけどセンスが無いので困っている」
「できるならプロに丸投げしたいけど著名なアートディレクターを雇うほどの予算がない」

こんな風に悩んでしまってる方にオススメの本を紹介します。というか、僕自身が上記のような状態にいて、この本を読んだら目の前の霧が晴れたよう感覚を覚えました。

 

 

企業のブランディングを高めるために読んだ本。「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

この本はアートディレクターとして活躍する水野学さんが慶應義塾大学で講義した内容を本に書き起こしたものです。水野学さんは東京ミッドタウンのブランディングを手がけたり、熊本県の「くまモン」のキャラクターデザインをするなど日本で大活躍しています。

全般を通して、デザインについて門外漢である僕でも、「これならできるかも」と思える内容でした。ブランディングを高めるためにはデザインが必ず必要になってきます。しかし上質なデザイン、しかも売れるデザインとなると、とびっきりのセンスが求められてきます。「うわ、僕はノーセンスなので無理」と怯んでしまった所に、水野さんは勇気を与える言葉をくれました。

 

 

センスは場数を踏むことで伸ばせる

水野さんも「センスって何が源泉になってるんだろう?」とものすごく考えられたそうです。で、センスを言葉で端的に表現してくれました。

「センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力である」

つまり必要な知識を集積して、選別する能力を磨いていけば努力でなんとかなるということです。この言葉にはものすごく勇気づけられました。

 

 

具体的なセンスの磨き方は3つ

本書の中で著者は惜しげもなくセンスの磨き方を教えてくれます。その3つとは、

・王道、定番を知る
・流行を見つける
・共通点を見つける

です。

これらの3つはセンスのいいWEBデザインを作る時にも当てはまります。「王道、定番を知る」という意味では、多くの人が目にしているWEBサービスというのが基準になります。日本ですとヤフーニュースやLINEなどが使っているレイアウト、フォントなどを多くの人が「見やすい」と感じると言っても間違いではないでしょう。

見慣れているのもありますが、ヤフーもLINEも毎日大量のユーザーからのアクセスをもらっている中で、「サイトの滞在時間が長くなるのはどのデザインなのか?」ということを試行錯誤し続けて今の形に落とし込んでいるからです。

また「流行を見つける」というのもWEBデザインを手掛けるときに重要になってきます。わかりやすい例でいいますと、1990年代のWEB黎明期に流行った3カラムのデザインのWEBサイトは今見るとものすごく古臭く見えます。ガラケーからスマホというようにデバイスの移り変わりによっても流行は変わりますし、GAFAなどの巨大IT企業が取り入れるデザインに引っ張られる形で流行が変わるという側面もあります。

その時々で流行を見つけつつ、古臭くならないように自社のWEBデザインに取り入れていくことはブランドの鮮度を保つという意味でも重要だといえそうです。

「共通点を見つける」というのも、カッコイイとされるWEBデザインを作り上げるのに役立ちます。大量のWEBサイトを見ていくと、カッコイイと思うデザインとそうでないデザインに分かれてきます。カッコイイと思うデザインに共通する部分を細かくチェックしていくと、「カッコイイを構成するパーツ」が何なのかが見えてきます。そこまでくれば、そのパーツを組み合わせてデザイン可能になります。

このように普段からアンテナをしっかり立てておくことで、センスを磨くことはいくらでもできます。

 

 

ブランディングは「らしさ」を引き出すもの

ブランディングを高めようとすると、どうしても背伸びする方向に話が進んでしまいがちです。企業の実力以上に大きく見せようとしたり、とりあえず実体とは関係ない美辞麗句を並べ立てておいたり。でも、それでは売れるブランディングにはなりません。

企業の大義をベースに、内面からにじみでる魅力をどうやって伝えるか?を考えるのが重要になってくると著者は言います。

実際の所、付け焼刃のブランディングでは一時的に売上アップにつながることはあるかもしれませんが、メッキが剥がれてすぐに売上は低迷しそうです。長く売れ続けるブランディングを築くには、企業の「らしさ」を引き出すのが良さそうです。

 

 

まとめ

ブランディングどうしよう?センスってどうやったら身に着けられるんだろう?と悩んでいた僕に明確な回答を示してくれたこの本は本当に良本です。この記事で紹介した内容の他にも著者の水野さんが、実際にクライアントにプレゼンした資料や、プレゼンの流れが公開されていたり、クライアントとの打ち合わせがどのように進んでいくのかが紹介されていたりと、参考になる情報が盛りだくさんです。

 

 

企業のブランディングを高めるために読んだ本。「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

出版社: 誠文堂新光社 (2016/5/7)
言語: 日本語
ISBN-10: 4416115156
ISBN-13: 978-4416115152
発売日: 2016/5/7

>> 『「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』はコチラ

 

企業のブランディングを高めるために悪戦苦闘している方には一読の価値がある一冊です。

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