クソ真面目に生きていて辛くなったら読んでほしい『町長選挙』

クソ真面目に生きていて辛くなったら読んでほしい『町長選挙』

なんとなく家に置いてあったので、読んでみた。

「効率!効率!効率ゥゥ!!!」

と目を血走らせながら毎日仕事に・プライベートに
忙殺される毎日に疲れてませんか?

そんなときに読むとちょっとホッコリできそうな物語です。

毒気を抜かれる脱力系医療エンタメ

大病院の院長である父のコネもスネもかじりまくってる
精神科医 伊良部一郎が主人公の物語です。

この伊良部のもとに、悩みを抱えた患者が相談に来るんですが、
伊良部は全く頑張らない。

読んでるこっちが心配になるくらい、
「こんなんで大丈夫かよ?」と思える脱力っぷり。

結果オーライ的に患者の病状は回復に向かう様子を見ていると
「自分も普段から少し肩の力を抜いてみた方がいいかも」
と思えてきたりするから不思議なもんです。

 

 

 

離島が二つの派閥に分かれて戦争のような選挙のリアリティ

この本は独立した短編が4つ収録されていて、
4つ目の「町長選挙」というのが本のタイトルになってます。

離島での町長を決める選挙を通じて
利権を争う島民が2つの派閥に分かれて激突する。

そこに伊良部医師も巻き込まれていく、というストーリーです。

民主主義というキレイごとが通用しない状況を
初めはフィクションとして楽しんでたけど、
後半に進むにつれリアリティを帯びてきます。

1万人に満たないコミュニティにおいては、
大都市で考えるような民主主義は機能しない

みたいなフレーズが本の中で出てきましたが、
ホントにそうだなぁと感じました。

全ての投票者の顔と年齢と職業と住所を把握できるコミュニティで
公正な選挙って難しそう、ということがわかった。

また、公正な選挙を行うことが
コミュニティにとって最善だと断言できない
と痛感した。

ベースが脱力系医療エンタメなだけに、
政治について考えさせられることになろうとは思いもしなかった。

おもしろかったー。

 

 

 

町長選挙

クソ真面目に生きていて辛くなったら読んでほしい『町長選挙』

出張帰りの新幹線でビール片手に読むのに最適。

 

>> この本の詳細はコチラ

 

 

文庫: 269ページ
出版社: 文藝春秋 (2009/3/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 9784167711030
ISBN-13: 978-4167711030
ASIN: 4167711036
発売日: 2009/3/10

 

 

 

シリーズ1作目から読みたい方は・・・

この記事で紹介した『町長選挙』は

精神科医 伊良部一郎シリーズの3作目。

 

1作目は『イン・ザ・プール』

精神科医 伊良部一郎 イン・ザ・プール

>> 『イン・ザ・プール』の詳細はコチラ

 

 

 

2作目は『空中ブランコ』(第131回直木賞受賞作!!

精神科医 伊良部一郎 空中ブランコ

>> 『空中ブランコ』の詳細はコチラ

 

 

となってます。

シリーズ物は初めから読みたい!という方は

イン・ザ・プールからどうぞ!

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