賛否両論!?百田尚樹の『日本国紀』を読んだ感想

賛否両論!?百田尚樹の『日本国紀』を読んだ感想

「この本がブックオフに並んだら作家を辞めていい」と著者が言ったら、ブックオフ運営が「結構あるけどね」とつぶやいたり、『日本国紀』批判したら「文庫出せなくなった」とか、『日本国紀』はコピペとか、なんだか物議をかもしまくってる『日本国紀』。まー他人の意見なんて気にしててもしょうがないし、四の五の言わず読んでみました。

 

 

近現代が充実してて面白い

僕自身は山川出版の日本史で大学受験用にお勉強したので、歴史の解釈についても教科書に準ずる程度しか持ってない。この『日本国紀』では、そういった受験用の歴史とは違った視点からの解釈がされていて面白い。

「真実は一つしかない」とかって事をまことしやかに言う人もいるけど、僕はそうは思ってない。歴史なんて立場が違えば解釈も全然違ってくるものだから特にそう。「解釈がこうだから謝れ」とか言い出すとちょっとヤベー奴な感じがプンプンしてくるから気を付けた方がイイ。

そんな堅ッ苦しいことよりも、「こういう場面で活躍した人物がいたんだー」という発見や、「こういう解釈もあるのねー」という新たな視点の発見がアハ体験っぽくて面白かった。

ドラゴンボールでベジータが「オ…オレは超エリートだ…!!あ…あんな下級戦士にやられるわけがない…!!!」って言ってたのとカブるよね。ウケるー。

例えば「日露戦争での日本の勝利は、アジア諸国を勇気づけ、西欧列強の警戒心を高めた」というくだりがあるんだけど、この背景には白人の有色人種に対する差別意識がある。「有色人種は低能だから白人に勝てるはずがない」的な。

これって、ドラゴンボールでベジータが「オ…オレは超エリートだ…!!あ…あんな下級戦士にやられるわけがない…!!!」って言ってたのとカブるよね。ウケるー。

今の教育の現場がどうか知らんけど、僕が学生の頃は日本史ってなぜか古代史から始まって、近現代史はオマケみたいに3学期の最後に駆け足で終わる、みたいな流れだった。でも、よくよく考えたら今につながる近現代史が一番大事じゃない?

そういう意味では、『日本国紀』は半分くらい近現代史なので良い。

 

 

日本国紀

賛否両論!?百田尚樹の『日本国紀』を読んだ感想

司馬遼太郎が書く『龍馬がゆく』を読んで、「ホンモノの坂本龍馬はそんなことしねーよ!」って騒ぐ人はほとんど見かけない。同じ歴史モノなのに、百田尚樹の『日本国紀』界隈でこれだけの騒ぎが起きるのは著者のキャラクターづくりの為せる業かな。

なんにしても、この感想書いてる時点で『日本国紀』のアマゾンのカスタマーレビューが1075件もついてて、日本史ジャンルで売れ筋1位に君臨しているので、百田尚樹氏の印税はスゴイんだろうなー。

 

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ペーパーバック: 509ページ
出版社: 幻冬舎 (2018/11/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 434403385X
ISBN-13: 978-4344033856
発売日: 2018/11/12

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