CATEGORY 読書

『苦海浄土』を読んだ感想。

『苦海浄土』を読んだ感想。

加害者と被害者という対立構造だけでは割り切れない混沌さ 『苦海浄土』が水俣病の話だということは聞いていたけど、これほどまでに何も知らなかったんだと思い知らされた。読み始めて少しして、そんな風に感じた。小学校の社会なんかで…

『バグ』を読んだ感想。

『バグ』を読んだ感想。

20年前の作品とは思えない!色褪せない面白さがここにあった 技術書ばっかり読んでいたので、ちょっとエンタメ作品を。ということで積読していた松岡圭祐先生の『バグ』を読みました。テレビゲームの人気シリーズの最新作を遊んだ子供…

『プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで』(チェリー本)を読んだ感想

『プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで』(チェリー本)を読んだ感想

演習問題を章の真ん中に配置する意味ってあるの?と初めは思ってました。でも、実際に読み進めていくと… プログラミング学習の本って独習Cを始めとして色々読んできたんですが、演習問題って章の最後にまとまってるのがスタンダードな…

『アマゾンが描く2022年の世界』を読んだ感想

『アマゾンが描く2022年の世界』を読んだ感想

占いもいいけど、この本を読んだ方が未来のことが分かる気がする 先々のことはわからないですし、わからないからこそ面白いという側面があります。とはいえ、今や国家よりも影響力を持ち始めているのではないかと囁かれているメガテック…

『悲嘆の門』を読んだ感想

『悲嘆の門』を読んだ感想

エンタメ作品なんだけど、言葉や物語に対する作者の哲学が伝わってくる 宮部みゆき先生といえば、知る人ぞ知るベストセラー作家。文庫本で上中下と3冊に分冊されているボリュームだけれど、一気に引き込まれて読み終えました。人が発す…

『たけくらべ』を読んだ感想

『たけくらべ』を読んだ感想

お寺の藤本君と大黒屋の美登利ちゃんの淡い初恋物語 初め底本を読んだんだけど、学生の頃の古文の雰囲気を思い出しつつも、内容が全然頭に入ってこなかったので、川上未映子訳の方を読みました。そしたらサラッと読めて、中高生にウケそ…

『スティル・ライフ』を読んだ感想

『スティル・ライフ』を読んだ感想

バランスが良くとても読みやすい作風 前に読んだ小説が「聖女伝説」だった影響も少なくないんだろうけど、池澤夏樹さんの紡ぐ文章はとても読みやすかった。微炭酸のシュワシュワが心地よいシャンパンを飲んだ気分。具象世界と抽象世界の…

『ネットで「女性」に売る』を読んだ感想

『ネットで「女性」に売る』を読んだ感想

目からウロコの情報がチラホラ 女性には「本来の自分を取り戻す」というプリンセス物語が欲求のベースにある。この事実自体が、かなり衝撃的でした。私はこれまで、こんな風に考えてマーケティング策を練ったことがありませんでしたから…

『未来の年表』を読んだ感想

『未来の年表』を読んだ感想

大人たちは、何かを私たちに隠している このフレーズは本書のあとがきに出てきました。著者が中高生の討論会で女子中学生が言ったセリフで印象に残ったフレーズとして紹介していました。未来の年表を読むと、その「大人たちが隠している…

『カエルの楽園』を読んだ感想

『カエルの楽園』を読んだ感想

以前から気になっていた『カエルの楽園』。問題作とも傑作とも言われて賛否両論になってたため、読書欲を掻き立てられていました。満を持して読んだので感想をまとめておきます。   テレビで報道されているニュースの歪みに…

『聖女伝説』を読んだ感想

『聖女伝説』を読んだ感想

混沌の海に溺れて、もがき苦しむがいい! 30ページくらい読んだときに思ったのが、「この小説、英語に訳せないだろうな」ということ。グーグルの翻訳機能とか、目覚ましい発展を遂げているけど、それでもこの文章は無理だと思う。なん…

『君たちはどう生きるか』を読んだ感想

『君たちはどう生きるか』を読んだ感想

本屋さんで「33万突破!」と帯に書かれていて気になったので買いました。私自身は不惑を迎えるわけですが、いまだに右往左往しているところがあるので、何かしら気づきがあればいいなと期待しながら読み始めました。ということで、感想…

『残酷すぎる成功法則』の感想

『残酷すぎる成功法則』の感想

話題のビジネス書『残酷すぎる成功法則』を読んでみました。個人的に気になった部分をピックアップしつつ感想を書きました。読もうかどうか迷っている方、既に読んだ方の何かしらの参考になれば幸いです。   仕事をゲームに…

『逆襲される文明』を読んだ感想

『逆襲される文明』を読んだ感想

ローマ人の物語の著者がどんな事書いてるのか興味があったから読んでみた 塩野七生さんを知ったのは高校の頃です。成績優秀なクラスメイトが『ローマ人の物語』を読んでて知りました。当時は「それ面白いの?」って思ってたけど、今さら…

『聞き出す力』を読んだ感想

『聞き出す力』を読んだ感想

プロインタビュアーの仕事っぷり プロインタビュアー吉田豪さんが自らのインタビューのときのようすなどをまとめた本。吉田豪という人を知ったのは、名古屋ローカルの番組。ブレイクの兆しが見え始めてたお笑い芸人の有吉さんが、名古屋…

『あこがれ』を読んだ感想

『あこがれ』を読んだ感想

ミス・アイスサンドイッチとヘガティーと 表紙のサンドイッチのイラストが美味しそうだから選んだ本の中に「ミス・アイスサンドイッチ」という話があってビックリした。 「ミス・アイスサンドイッチ」の話ではヘガティーの考え方が大人…